御嶽山の魅力
2022年初場所優勝の御嶽海(みたけうみ)が大関昇進!
そんな明るいニュースが聞こえてきて、とても嬉しく思いました。
しこ名に使われている御嶽山(おんたけさん)は
長野県木曽郡と岐阜県下呂市、高山市に裾野を広げる大きな山。
木曽群出身の御嶽海は、飛騨に住む私達にとっても親しみを感じるのです。
そんなご縁で、今回は御嶽山についてご紹介したいと思います。
【どこから登る?】
長野県側に3つ(王滝口、黒沢口、開田口)と岐阜県側に小坂口があります。
岐阜県側からのルートは頂上まで距離があり、
昨年こちらから登ったのですが、やっぱりキツかったです!
高山市街地→朝日→高根→と車で向かい約100分
登山口から五の池小屋まで4時間弱。
日帰りならここで引き返しますが、
せっかく頑張って登ってきたのだから、
一日ゆっくりと山の上で過ごしたいですよね。
五の池小屋は眺めの良いウッドデッキや畳敷きのテラスがあったり、
山小屋とは思えないほど食べ物が充実していてとっても人気があるんです!
今回のお目当ては、薪ストーブで焼かれたシフォンケーキ♪
山の上で焼き立てが食べられるなんて贅沢!
甘い幸せを噛みしめてきました。
【信仰の対象である霊山】
日本三大霊山といえば、富士山、白山、立山ですが、
その中に御嶽山が入ることもあります。
「御嶽教」の信者さんが白装束姿で登られたり、
(長野県側にはロープウェイがあり比較的登りやすい)
山のいたるところに仏像や祠が設置されていて、
山頂には立派な御嶽神社があり、霊山としての威厳を感じられます。
中でも山頂付近の台地に広がる「さいの河原」はちょっと異質な空気感。
荒涼とした大地に、あちこちに置かれた石積み、、、
是非一度訪れてみてほしい場所です。
【富士山の次に高い火山】
御嶽山には5つのピークがあり、最も高い剣ケ峰は3,063mです。
これは日本で2番目の高さの火山なんですって。
2014年に突然大きな噴火が発生し、58名もの方が亡くなりました。
当時のニュース映像で、美しい青空を背景に噴煙をあげる御嶽山の姿は
未だ鮮明に記憶に残っています。
現在では山頂付近には立入禁止区域があり、避難シェルターが設置され、
登山者には登山届の提出が義務付けられるようになりました。
活火山であることを忘れずに、安全に登山を楽しみたいですね。
以上、簡単に御嶽山の魅力についてお伝えしてきました。
登山は自分のペースでチャレンジでき、誰もが達成感を得られる身近なスポーツです。
万全の装備をして、ぜひ山登りを楽しんでくださいね!